Aspire Oneのバックアップ

Aspire OneにはリカバリーCDがありません。
HDDの隠し領域にリカバリーデータが保存されているので、何かの場合にはそこから読み込んで初期状態に戻すという方式です。
これはこれで便利なのですが、HDD自体が壊れたしまった時はリカバリ不能になるし、HDDの交換やパーティション操作をする際には不便です。*1
アスワンでは色々とやりたいこともあるので、真っ先にHDDイメージのバックアップを取得しておきました。


Aspire Oneは電源を入れて初めてWindowsを起動した時に、初期設定のウィザードが動いてWindowsの設定を行うことになります。
一通りの設定を終えてから何かしらのツールを使ってバックアップをするのも手ですが、どうせなら工場出荷状態でのバックアップを取りたいものです。


そこでAcronisのTrue Imageを使ってバックアップを取りました。
True Imageは、USBメモリーを起動ディスクにすることができるので、アスワンの購入後にUSBメモリーからTrue Imageを起動してバックアップを取得すれば、工場出荷状態でのバックアップをとる事ができます。
(True Imageの起動ディスクを作るには、True Imageを一度インストールしないといけないので、別のPCが必要だけど)


バックアップの方法は、

  1. 別のPCでTrue Imageのブータブルメディアを作成
  2. ブータブルメディアをAspire Oneに差した状態で電源をON
  3. 即座にF12を押して起動ドライブの選択画面を表示してUSBメモリーを選択
  4. True Imageが起動するので、ディスク全体のバックアップのメニューからACERとPQSERVICEという名前のパーティションがあるディスク1の全体をバックアップ


という流れ。
USBメモリーからTrue Imageが起動してしまえばGUIのウィザードで簡単にバックアップする事ができるのですが、どうもTrue ImageとUDBメモリーとの相性があるらしく、ソフトのグレードやバージョンによってブータブルメディアにできるUSBメモリーとできないUSBメモリーがあるみたいです。
これが非常にやっかいで、実際に、最初手持ちのUDBメモリーで試した時は、ブータブルメディアの作成はできたのですが、アスワンでTrue Imageを起動できなかったし。。。


稼動確認の取れている組み合わせなどを調べながら色々とやってみたのですが、最終的にうちでは以下の組み合わせでできています。


Acronis True Image 11 Homeと

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ピコドライブ・デュアルの8GB(GH-UFD8GD)です。

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ソフトに関しては廉価版のAcronis True Image Personal 2というのもあるのですが、母艦も作ったばかりだったし、機能の多いバックアップ用のソフトが欲しかったので、True Image 11 Homeの方を選びました。


UDBメモリーに関しては1つ注意点があって、True Imageでブータブルメディアを作成する前にHP USB Disk Storage Format Toolを使用して起動用としてフォーマットする必要があります。
その際に、COMMAND.COMやIO.SYS、MSDOS.SYSといった懐かしいファイルが必要になるのですが、持っていない場合にはこの辺からダウンロードできます。


また、HP USB Disk Storage Format Toolでのフォーマット時には以下のオプションを指定すればOK。

Device:USBメモリのドライブを指定
File system:FAT32 または FATを選択
Volume label:空欄でOK
Quick Format:チェックしなくてもOK
Create a DOS startup disk:チェックする
using DOS system files located at:COMMAND.COM、IO.SYS、MSDOS.SYSが置いてあるフォルダを指定

*1:HDD交換やパーティション操作はツールを使えばできますけどね